人々の生活を一変させたコロナ禍。
もちろんぼくだって例外ではない。
外出を自粛し、テレワークで勤勉に暮らすぼくに、青天の霹靂が。
「来月、会社が潰れます」
マジで!?アクシデントで貯金ゼロのオッサンが、無職という荒野に放たれる。
どーすんの!?
どーなんの!?
焦ってみるが、答えはすぐに出る。どーにもなんねー!
2020年2月から6月までの写真と、よく分からないテキストで綴るオッサンライフ。
「鼻フックバリカタ伝説」「仏滅エクスタシーVS排卵日アジェンダ」「こんなハズじゃなかった未来の上に、今ぼくは立っているよ」に続く、おっさんぽえむ第四弾!!日常をムリヤリ変えられた、すべての人に贈らせてください。
サブタイトルが内容すべてを物語っていますが、おっさんポエムシリーズ、第四弾、販売を開始しました。
それまでの日常生活を一変させた、武漢ウィルス。
徐々に、しかし確実に、それまで「普通」だった何もかもが、普通ではなくなる恐ろしさは、すべての人々か体感したことでしょう。
トイレットペーパーやマスクの買い占め・転売など、人間のいやらしい部分を目の当たりにした数ヶ月だったようにも思います。
比較するべき対象かどうかは別として、震災などに比べて、目に見えて街が壊れたり、多くの人が亡くなった訳でもないので、緊張感というのか状況を上手く捉えられない人も多かったように感じます。
そんな中で日本人の意識をある程度決定させたのは、志村けんさんの死去ではないでしょうか?志村けんさんの死を通じて、ようやく我々は、対処すべき心構えを受け入れたような気がします。
そんな数ヶ月間、ぼくは多くの人同様に、お気楽に生活していました。二月末までは、マスクすらしていませんでした。どこか他人事のように、日常生活を続けていきます。続けていきますが、街からは人が減り、商店は営業を自粛、ぼく自身も在宅ワークになるなど、周囲の状況は変化していきます。
そして決定的な出来事、勤める会社が倒産するという、まさかのアクシデントがやってきます。
そんな変化する空気をお気楽に感じながら、変化後もやはりお気楽に暮らすおっさんが考えたことを文章にしました。
会社が倒産ぺっちゃんこ。でも特に感慨はありません。もはやロイヤリティもない組織ですしおすし。たぶん、この年で無職とか結構大変なことだとは思うんですけど、悲壮感はゼロです。だって人生舐めてますから。
そんな人生舐めてるオッサンの呟きと写真。2020年の2月から6月まで、ぼくが撮ったものと、感じたもの。どうしようもない、現実逃避的な内容ですが、それだからこそ、大変な状況になった人に見てほしいです。真剣に真面目に生きてしんどくなっている方に、こんなお気楽な生き方もあるんだと伝われば、それで良いのかなと。多少なりとも、楽になって貰えたら、と。
今回、自分の中にあるバイアスで事実がねじ曲がるのが怖かったので、出そう!と企画してからファイルを完成させるまで二日間でした。今の気持ちが新鮮なうちに、カタチにする!と決めたのです。そしてアマゾンさんの審査も、まさかの2時間程度でした。最速の制作時間で、世の中に出せた写真+テキストの、ハイブリッドフォトエッセイ集です。
一人でも多くの方が手に取ってくれることを、願っています。