OSAKA candid 19,20発売しました!
2018年にMamegohan Digital Publishing初の電子書籍であるOSAKA candidを発行してから6年目、ついに19巻、20巻を迎えました。どちらも2023年の一年を怠惰に暮らした記録です。
本当は1冊で出したかったのですが、まさかの容量オーバーで分冊化しました。どうやっても本が作れなくて、容量オーバーだと気づくまでに、めちゃくちゃ時間かかったんですよ。
何かしらデータ上のミスがあったんじゃないかって検索したり、同じように電子書籍を出してるリアル知人に電話したり。しかし問題は解決せず半分諦めた時に「もしや?」と思って調べてみたら、1冊としてのデータ量を思い切り超えてました(笑)
ファイルサイズが低い文字データならいざ知らず、800ページ近い写真集って存在しないですものね。ちょっとやり過ぎたのかもしれません(笑)
OSAKA candidシリーズと、おっさんぽえむシリーズの内容が似てきてる気がしてるので、OSAKA candidは来年出す20巻で完結、今後はおっさんっぽえむを充実させようと思ってたんですよね。でも20巻出しちゃった。出すつもりないのに、出ちゃってた。
どうしましょうかね?
まぁ来年のことは来年の自分が悩めば良いわけで、とりあえず2023年の記録は19巻、20巻の二冊組みとなりました!
2023年はぼくにとって、ある意味変化の年でした。夢織という名の無職ライフを一時中断しただけでなく、外国人ばかりの、社内公用語が英語という会社で社長にされて、しかもそこでの任務はびっくりするくらいの人間を解雇するって内容でした。
出勤するだけで病んでいく仕事って、あまりないぞ?みたいな環境。思い出したくもない半年間です。
OSAKA candidはぼくを中心とした半径3メートル以内の、極めて個人的な出来事を記録する、敢えて文学的表現をすれば「私小説」みたいな写真集を目指して刊行しました。
そういう意味では、万人(というか同世代のオッサン)に共感してもらえる内容だと自負する反面、まっとうに生きてる人なら通らないルートを選択した男の、一般人から見たら「物語」になってるんじゃないかとも思ってます。軽い気持ちで問診受けたら余命宣告されたり、一生安泰だと思った上場企業が潰れたり、せこせこ貯めた預貯金が納得できない理由で差し押さえされたり、条例に怯えながら女子高生と交際したり(保護者の同意アリなので大丈夫でした)
飛びたかったけど飛べなかった人にこそ見て貰いたいし、飛んでしまって後悔した人に共感もしていただきたい。そんな心情を吐露したシリーズの19、20作目です。
できれば一作目から見て頂きたい!一気に見るとしんどいので、半年くらいかけて、全部見て欲しい。そしてぼくを赦してほしいのです。誰もぼくを赦さない。だけどあなたにだけは、赦して欲しい。そういう贖罪の写真集でもあるのです。