本日ご紹介するのは「婚活バトルフィールド37」猪熊ことり著です。
大手派遣社員・赤木ユカは、そこそこの美人。男に困ったことはなく、ゆるゆると生きてきたが、気がつけば37才。「ここいらで結婚しておくか」と婚活を始めるも、そこで待ち受けていたのは、想像を超えた戦いで――。幸せの形が多様化した現代で、それでも結婚という幸福を追い求める女の奮闘記、開戦の第1巻!!
ここ数年「生涯独身率」なんて言葉をよく目にします。
生涯独身とは人生を通して未婚を貫く人のことです。政府の統計では50歳になった時点で一度も結婚したことがない人の割合を指して「生涯未婚率(50歳時未婚率)」と呼んでいて、その割合は年々増加しているとのこと。
筆者の周囲にも50歳どころか還暦超えてる独身者がいます。そういうお爺ちゃんは例外中の例外としても、類は友を呼ぶのか、ぼくの友だちは圧倒的に独身が多い気がします。もちろんぼくも独身です。独身ですがバツ2なので、まぁ結婚は二回もしちゃった感じで、生涯独身者にはカウントされないんですけど(謎の上から目線)
この物語はあらすじにあるように、37歳になったちょっとだけ美人の勘違い女子が、婚活を始めるものです。高すぎる理想の武器になるのは美貌なのですが、その美貌も実は大して武器にはならず、それよりも37歳という年齢がむしろネックになっている感じです。
実のところ彼女は失恋の結果婚活に乗り出した訳ですが、婚活パーティやアプリの洗礼を受けながら、現実と立ち向かって闘っていく姿が描かれています。
ああ、婚活って闘いだったんだと、改めて思う一冊です。
果たしてユカは結婚できるのか。続きが気になる物語ですが、Kindleではアンリミテッドで1巻を無料で読めます。笑ってしまって一気に読める物語。たぶんこれを書き終えたら2巻以降を購入すると思います(笑)
個人的には結婚なんて百害あって一利なし!と思うのですが、でもそれを幸せと感じる彼女の闘いを、緩く見守っていきたいです。