円周魚眼で撮影した「日常の断片-Fragments」写真です。
非日常に映るレンズであえて日常を撮影してみました。
見たことのある毎日を見たことの無い毎日のように表現できたらと思っています。
篠 有里さんの写真集「Fragments」発売しました。
すべて円周魚眼レンズで撮られた風景写真です。
円周魚眼レンズというレンズをご存知ですか?
撮影すると画像が円形に写るフィッシュアイレンズです。
私が持っている魚眼レンズは、対角線魚眼レンズと呼ばれるもので、残念ながらこういう円形になる写真は撮れません。
周辺が黒くなって、画像が円形になっている写真は、さながら宇宙空間に浮かぶ惑星を見ているようです。
何気ない風景が円形に集約された画像は、日常と非日常がせめぎ合って、眺めていると、何とも不思議な感覚になります。
篠 有里さんの切り取る被写体は、どこか郷愁を感じさせる風景が多く、円形が表現する不思議さと被写体の懐かしさが、優しい気持ちを連れてくる写真集です。
先述のように惑星を眺めているようですが、その惑星は星というよりは、小さな箱庭のような印象なのです。
言葉を尽くしても、この写真の魅力はお伝えできそうにありません。
どうかあなた自身の目で、確かめてください。
優しく、だけど形容しがたい気持ちになれる写真集です。
Mamegohan Digital Publishingの外注作品としては、19作目になります。
おかげさまで、今年の3月から制作の依頼をいただいてますが、以前も書いた通り、ウチのロゴは入れないで!宣伝もしないで!むしろ関わったことを公にしないで!という写真集を、18冊も作ってきました(笑)
今回、19作目にして、初めて、ウチのロゴが入った写真集となります!
ありがとうございます。
本当に感謝感激でございます。
これからも、できればウチから出版できる写真集が増えたらなぁと、願わずにはいられません。