前作「30%の青空 公式復刻版」を出した時、思ったことが二つありました。
一つは、写真を始めた頃に撮影したとはいえ、下手すぎるなってこと。もう一つは、彼女の写真集は、もう出さないだろうってことでした。
写真はまだまだあるのです。撮りますよ!とスタジオや屋外で撮影したものもあれば、デートというか、食事というか、そういう日常にちょこちょこ撮影したものも含め、数的には結構なものです。それでも、もう出すことはないだろうと思いました。
しかし、前作「30%の青空 公式復刻版」は、自分の想像以上にレスポンスがありました。モデルの魅力なのか、もっと見たいという声が多かったのですが、昔出してた写真集、後半は少し巧くなってた気がするから、それも出してほしいというコメントもいただきました。ぶっちゃけ、昔の僕をご存じな方がめちゃ多くて、正直驚きました。
「30%の青空」はRopLibで5作出していました。写真を始めて、初めて人物を撮った頃に比べれば、若干ですが、本当に若干ですが、後半はマシになっていた気が、自分でもします。
せっかくだからあと一冊だけ、できるだけ綺麗な彼女を見てもらおうと、今回パート2を出版しました。巧くなったとは言っても、超初心者がキャリア2年の初心者に進化した程度で、やはりお恥ずかしい仕上がりです(笑)
お恥ずかしい仕上がりですが、彼女の魅力は前作より効果的に見せられたような気がします。何の感情も持たない相手よりも、恋愛感情がある被写体の方が、一枚一枚を大切に撮れるんだということを、彼女は教えてくれました。そんな個人的なポートレイトです。そして、この後しばらく(数年間)は気づかなかった、自分の太ももフェチ具合が、開花しようとしている写真集でもあります(笑)
女子高生の水着と太もも。もう完全に趣味の世界ですけれど、そんな邪な撮り手の気持ちなんかあざ笑うように、彼女は触れがたい魅力を放っています。もう10年以上経過した今でも、それは色あせていません。