Kindle本を読むために

FireタブレットでKindle本を読む

Kindle写真集を出版しているのに、Kindleを持っていません(笑)

日常的にKindleを楽しむのも、自分の写真集の動作確認も、基本的にiPad miniのKindleアプリを利用しています。

表示確認の問題で、遅かれ早かれ、Kindleを購入しなくてはと思っているのですが、ご存じの通り「Kindle」と名のつくガジェットは、小説などの文字を読むことに特化しているので、画面がモノクロなのです。モノクロを買っても仕方ないなと、これまで購入できませんでした。

しかし、ぼちぼちですが写真集の製作依頼も増えてきたので、あまり無責任なことはできないなと、今回Kindleではなく、Amazonさんから出ている「Fireタブレット」をファイルの確認用に購入しました。この「Fireタブレット」は、Kindleにアプリやブラウザが入って、タブレットとして進化したものだと認識しています。

この「Fireタブレット」の最大の特徴ですが、安いのです。驚きの価格帯。Fireは画面サイズによって、7、HD8、 HD10が出ていますが、いずれも他社のタブレットに比べて、かなり安く設定されています。

今回はその中でも最も小さくて安い、「Fire 7 タブレット」を購入しました。これは今月のAmazonアソシエイトの売り上げでの購入です。Amazonアソシエイトは、自分のサイト経由で買い物されると、手数料が払われる仕組みです。僕はこのサイトとブログで自分のKindle写真集のみを紹介しています。自分の商品を販売して、その広告料を貰うってのは、なんだか不思議な感覚ですが、これはサイトやブログを持っている方なら、かなり有効な小遣い稼ぎになる感じです。少なくとも毎月毎月、「Fire 7 タブレット」を買うくらいの収入はあるので(笑)Kindleでの出版と、アソシエイトの関係は、また記事を書こうと思っています。

さて「Fire 7 タブレット」でのKindle写真集確認ですが、第一印象は、少し暗いなというものでした。OSAKA candidなどで、写真の上に文字が載っているページは、写真と文字の間に、調整レイヤーを置いて、明度60%の黒で塗りつぶしているのですが、それがiPadで見る時以上に、暗く見えました(モニターの明るさを上げても、やはり少し暗い印象です)

次に、このMamegohan Digital Publishingで出版している写真集だと、iPadやiPhoneなら、縦いっぱいに表示され、両横に余白ができる体裁ですが、Fireでは両横いっぱいまで写真が表示されて、天地に若干余白が出る感じです。見た目では、これが決定的な違いでしょう。Mamegohan Digital Publishingで販売している写真集も、このサイトで紹介しているKindle本の作り方も、どちらもAmazonのKindleガイドラインに沿っています。したがって、Fireでの表示が、おそらく正しいものなのでしょう。

単純に写真を眺めるというだけなら、iPadよりもFireの方が良いかもしれません。

ただ問題点もいくつかあります。まずページめくりですが、Fireだと「しっかりとページをめくる」感覚でスワイプ(画面に触れて、指先をスライドさせる)しないと、ページ移動が出来ません。iPadだとスワイプというより、フリック(画面に触れて、指先を素早く払う感じ)でページがめくれます。片手でタブレットやスマホを持っている時でも、問題ありません。しかしFireの場合、本体をしっかりホールドしないと、ページがめくれないのです。慣れの問題かもしれませんが、これが一番イライラします。

次にAmazonに特化した製品であることが、逆にネックとなっています。ほぼ毎日、グラビアやヌードなどアダルト系の写真集を見ているのですが、ホーム画面に、それらの表紙がビシっと掲載されているのです。ホームだと数冊ですが、「本」という次の画面だと、もっと詳細に載っているだけでなく、オススメの本までご親切に表示されているのです。本に限らず、プライムで見た映画も同様に表示されています。もしかしたら設定で消せるのかもしれませんが、これは余計なお世話だなーという感じです(笑)

あとKindle以外は今のところAmazonでの買い物とネットしか使っていないのですが、少し動作が鈍い気がします。最初に使ったタブレットがFireであれば問題はないでしょうが、iPadを使用してから使うと、コンマ数秒の遅さですが、気になってしまうでしょう。

ただコストパフォーマンスは優れているので、買って損はないと思います。特にKindleで写真集を楽しむ方には、うってつけのガジェットではないでしょうか?

追記:FireのKindleも、タップでページめくりが可能でした。申し訳ないです。

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