どれだけ良い本を作っても、宣伝しないと売れません。
唐突ですけど。
皆さんはAIDMA(アイドマ)の法則ってご存知ですか?宣言広告の仕事でもしていないと耳慣れない言葉ですけど、逆に言えばそういった職種では基本中の基本とされる法則です。
AIDMAとは、消費者が商品などを認知してから実際に購入するまでの心理や行動についての法則です。今はAISAS・AISCEAS・AIDCASの方が主流なんで古いなんて言われてますけど、行動の流れとしては十分通用すると思っています。
Attention(注意・注目)Interest(興味・関心)Desire(欲求)Memory(記憶)Action(行動・購入)の頭文字を取ったもので、具体的にはある商品やサービスについて①知る②興味を持つ③欲しいなーと思う④どこの何という商品か記憶する⑤実際に購入するという心理や行動の変化を示しています。
詳細は割愛しますけど、AISAS・AISCEAS・AIDCASも、最初のAIは同じ意味です。注目し、関心を持つ。つまりこの二つを何とかしないと、そもそも商品を買おうとは思ってもらえません。
電子書籍でも同じことで、注目させ関心を持たせないと買ってはもらえません。
以前にも書きましたが、Mamegohan Digital Publishingの宣伝は、ブログでの告知と作者たちのTwitterのみです。ブログはオワコンと言われていますが、それでも日に2000以上アクセスがあります。某ランキングでは不動の1位ですので、そこそこ見られているとは思います。Twitterに関しては一番多い方でもフォロワーは500人程度なので、効果はさほど期待できません。
これでは無理です。
正直厳しい。ブレイクスルーはありません。ただこの程度でも宣伝するしないによって、売り上げは全然違います。日本では発売していない英語版の「OSAKA candid」などは、宣伝しても買えないのでまったく告知していないのですが、その結果なのかどうなのか、販売数は平均の1/20しかありません。
また売り方も単に電子書籍を宣伝する方法と、作家そのものを売るという手法が考えられます。現状は前者のみなのですが、特にGR biyoriとMahitoXについては、作品ではなく作者のファンが購入してくれている側面もあるので、今後は作者を売っていく方法も模索すべきでしょう。
媒体も色々あるのですが、今考えているのは、ブログの読者に宣伝文を書いてもらう方法です。ブログはfc2を利用しているのですが、このサービスには足跡機能が実装されていて、fc2ブログを書いている方の訪問履歴が残る仕様です。
つまりいつも見に来てくれるブロガーが分かる仕組みです。コメント等をやり取りして面識があり、さらにある程度アクセス数のあるブロガーをセグメントして、お願いするのはどうだろう?と。もちろん宣伝が目的なので、忖度していただくというか、こちらが用意した文面を掲載してもらいます。5回くらい掲載してもらって、謝礼はアマギフで支払う感じで。
ブログは写真カテゴリーなので、無作為にネット広告を打つよりは遥かにターゲットを絞れそうですし。
これは真面目に近々実施しようと思います。結果はまたお知らせします。