作品は中身で勝負!とばかりに、面白いのに表紙が残念な電子書籍を多々見受けます。最近レビューのために読んでいる無料マンガや、個人出版の写真集に顕著です。
確かに中身で勝負!って姿勢は大切ですし、それが本来なのでしょう。しかしながら「人は見た目が9割」なんて本があるくらい、外見って重要だとも思います。電子書籍にとっての見た目とは、もちろん「表紙」です→表紙は写真集の顔です!
どの電子書籍サイトでも、サムネイルとして表紙が一覧表示されます。読者はそれを作品購入のきっかけにするのです。表紙をテキトーに作ってしまうのは、大切な機会をみすみす放棄しているのと同じでしょう。
せっかく素敵な作品なのに、MSゴシックみたいなフォントでタイトルをど~んと置いただけなんて、他人様の作品ながら見ていて悲しくなります。せめてフォントは選んでください。最近は有料フォントの価格も下がってきました。もちろん商用可能なフリーフォントも存在します(ただしフリーフォントは使えない漢字も多いのでご注意ください)
世界観にあったフォント選びは、作品づくりの一環なのです。そして可能であれば、単にフォントを変えるだけではなく、一歩進んでロゴ化してはどうでしょうか?ロゴを作るのは難しいと思いがちですが、電子書籍を作れる技術があるのなら、さほど困難ではありません。
フリーで配布されているロゴがあるのですが、それらを参考に自分なりのものを作ったり、あるいはそういう商用利用可能なロゴを加工するだけでも、単にフォントを張り付けただけの表紙とは、見違えるほど変化するでしょう。
大切なことなのでもう一度言います。表紙は作品の顔です。ぜひとも気合を入れて作ってみてください!
最後に参考図書を。この中の二冊は、実際に購入してぼくも参考にしています。