電子書籍を作ってみたいと思う年齢層って、比較的高齢層だと思うんですよ。何かしらデータがある訳ではなく、実際に発注いただいた上での経験則なんですけど。
以前にも書きましたが、電子書籍製作のお仕事は、ワークショップでレタッチなどを教えた時に、ついでに営業をかけていただいたんですよ。こういうのやってますけど、どうですかー?って。あの時にレスポンスあったのは70歳以上の方でした。それも男性。
60代より下だと、ご自分で作っちゃう人が多いんですよね。どこまで正しいデータなのか不明ですけど、このサイトで一番アクセスある「誰でも作れるKindle写真集 概要編」を見てる方って、30代~60代男性がコアですし。
写真がデジタル主流になって20年近く経った今、レタッチも必須のスキルとなりました。その延長として、写真をやってるほとんどの方に、電子書籍を作れる知識と技術の土壌が出来上がってるんですよね。だから「誰でも作れるKindle写真集 概要編」だけ見たら、あとはもう自力でどーにかなっちゃう。
今までは写真を趣味にしている方のみに電子書籍化を訴えてきましたが、これは間違いなのかもしれません。しれません、ではなく間違いでした。おそらくそこに外注の需要はないのです。
ではどこに需要があるのか?
先日、区役所に行く機会があったのですが、スマホの使い方教室をやっていて驚きました。予約制で当日参加は無理なのですが、外から見る限り満員御礼状態。え、今どきスマホの使い方とか人集まるの!?と目から鱗でした。
ご高齢の方が多かったのですが、それは平日のお昼という開催時間も原因かもしれません。なので安易に年齢でセグメントはできないのですが、デジカメは持っていないけれど、スマホで日常的に写真を撮っている層、Instagramは敷居が高いと思っている、あるいは知らないレイヤーにこそ、需要があるのではないかと推察するんですよ。
どうでしょうか?
どうでしょうかじゃないんだけど、ではその層にどうやって訴求するのかが次の問題です。区役所でカメラに特化したスマホの使い方教室やらせてくんねーかな。