我がMamegohan Digital Publishing所属のクリエイター、イタニシモトキ氏が、ついに念願のアダルト写真集の販売に成功しました(所属なの?)つーか、まだ諦めてなかったのか!?ここまでくれば、もう執念と呼んでも過言ではありません。
二年前に執拗にアダルト写真集を出したいと食い下がった彼ですが、Mamegohan Digital Publishingとしては「ヌードは出しても下世話なエロは出さない」要するに「肴になる写真集は出すが、オカズになる写真集は出さない(どこかのブログで見た言葉です。無断使用です。あざっす)」という方向に舵を切ったので、袂をわかったまま、文字通り音信不通になっておりました。→Gcolleでアダルト写真集を出したいと、相方がしつこすぎて嫌になりました。
そんな彼から突然、販売先の目処がついたので、ファイルを作ってくれとの依頼がありました。カメラマンやらライターやらを自称するくせに、相変わらずPhotoshop一つ持ってない様子です。こちらも無職になって暇なので、付き合ってやることにしました。
販売先は、BOOTHというサイトとのこと。BOOTHはpixiv系のサービスです。もちろん存在は知ってはいたのですが、pixivだけに、イラストや漫画に特化したものだと思い込んでチェックはしていませんでした。
しかしよく考えるまでもなく、イラストや漫画といった同人活動は、コスプレにも大きく関わるジャンルです。BOOTHには写真を販売できるカテゴリーもあり、しかも18禁ファイルにも対応しているとのことでした。
BOOTHでの写真の販売は、写真単品をまとめて一つのフォルダに入れるか、写真集の体裁をとるかの二通りでした。写真集を名乗る場合使えるのはPDFファイルのみのようです。
イタニシ氏は写真集というスタイルにこだわるので、PDFファイルの制作になります。イラストレーターでページ数分のアートボードを用意して、そこにレタッチとトリミングをした画像を配置し、保存時にPDFにすれば、簡単に写真集体裁のファイルが完成します。Photoshopで作った画像をIllustratorで編集する分だけ、Kindle写真集を作るより一手間多い感じです。
ファイル制作と同時にBOOTHのアカウントも作ってくれと頼まれたのですが、これもまったく問題ありませんでした。メールアドレスが一つあれば、pixivアカウントは作れます。このpixivアカウントでBOOTHの開設も可能なのです。
BOOTHのアカウントを設定し、ショップを開設するまでの流れ、さらに商品を販売するプロセスも、おそろしく簡単にできる親切設定です。むしろ簡単すぎて不安になると言えます。驚くべきなのは決済手数料で、3.6%しかかからない、ユーザー目線に立った設定になっていました。
ただあまりにも安易にショップを開設できる点が、今後問題になりそうな気もしました。何より驚いたのは、18禁ファイルであるにもかかわらず、一切審査がないことです。やり過ぎると垢BAN食らうのでしょうが、やり逃げでオッケーなら、なんでもかんでも出して売ることは可能でしょう。もちろん売り上げを振り込むために銀行口座を開示するわけですから、めちゃくちゃやってタイホされるリスクは十二分にあると言えます。言えますが、現状はある意味無法地帯なのです。
少し覗いた限りでは、女の子が自撮りのヌードを販売したり、いわゆるハメ撮り写真なども売られているようでした。ただ審査がないというのは、怖い反面、魅力的なのも事実です。取りあえず少しの間イタニシ氏のショップの様子を見て、フィードバック出来そうなら、Mamegohan Digital Publishing BOOTH店をオープンさせても良いかもしれません。
イタニシ氏のショップはAI-Kissと言います。エーアイキスと読むそうです。写真データを持って来たときに、戯画から発売されているゲーム「アイキス」のパッケージを見て思いついたそうです。それ思いついたとは言わないからね。パクりだからね。