本日(正確には昨日)、All things must pass.2が発売になりました。僕と彼女の怠惰な物語です。自作レビューはまたの機会にするとして、今回はこのサイトで何度か取り上げた、Amazonさんにおけるアダルト作品の定義について書いてみたいと思います。
All things must pass.2は、男女の怠惰な暮らしが終わっていく様子を描いています。写真があって、最後に掌編とも呼べない、文章が少し掲載されています。男女の怠惰な暮らしって、結局セックスなんですよね。今回のファイルにはバストトップなんかは写っていませんが、明らかにハメ撮りでしょ?って画像は多用しています。ただ、あくまで「物語」に必要だから、載せている訳で、写ってダメなものは掲載していないので、18禁ではありません。
でも、扇情的な写真が載っているのは事実なんです。
なのに、何のチェックもなく、そのまま発売されました。このことから推測するに、18禁のアダルト本ですと自己申告しない限り、そもそも審査は行っていないのではないでしょう。
あるいは、Kndleの審査が行われていると仮定しても、それをすべて人間が見ているとは限りません。まずは全体の肌色の多さなどから、コンピュータが露出が多いか否かを一次判断し、怪しいファイルは、次に人間がチェックする。なのでモノクロ画像だと、そのチェックに引っかからない。All things must pass.2は、すべてラフモノクローム調に補正してあるから、そのまま発売できたのかもしれません。
いずれにせよ、Kindleの審査というは、ザルだということは証明されました。ザルというのは語弊がありますね、Amazonの審査の目的は、あくまで自社の訴訟リスク回避の手段だと確信できたと表現する方が、正しいでしょう。
未成年の写真や、リベンジポルノ販売によって、社がダメージを受けないための審査。それは企業として当然のことです。決して批判している訳ではありませんので、誤解はしないでくださいね。
審査の方向が分かってきたので、それに合わせた対策が取れることは重要だと思います。そのラインに沿った写真集を、今後も発表していきたいです。