本日ご紹介するのは「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」(ぽんとごたんだ著)です。
食えれば食う、食わねば食えぬ、ナニモノも!?男女問わず学校で人気を集める桐谷さん。一見普通の見目麗しい女子高生に見えて、人と比べて変わっているところが……それは、食に対する好奇心が強すぎること!学校のウサギや道端の鳥にまで好奇の目を向ける彼女。その食欲を満たすのは、カエル、ヘビ、サソリ……!? 『月刊アクション』&『ニコニコ静画』で大反響の異色グルメコミック第1巻!
ヒロインは容姿端麗成績優秀で性格良い人気者の桐谷さんと言われていますが、振り回される榊先生の方が主人公っぽい本作です。榊先生は桐谷さんの兄「翔馬」の親友で、桐谷さんのことは昔から性格も含めて知っています。幼い頃から桐谷兄妹との無理難題にも付き合ってきました。「もう生徒と教師なんだから、今までみたいにご近所さん感覚で来られちゃ困るんだよね」と言いつつも、教え子となった今も彼女を受け入れ見守っています。
タイトル通り「それ食うんすか!?」ってモノを桐谷さんは好んで食べていきます。子どもの頃から食い意地が張っているというよりも、食への興味が見境なく広い性格で、そのまま成長し女子高生になりました。無料枠である一巻に収められた内容に限定すれば「蛙」「マムシ」「野鯉」「サソリ」「ズイキ」「タナカゲンゲ(深海魚)」「豚の睾丸」を調理して食べます。一巻ということで比較的大人しい内容です。そもそも蛙とマムシとサソリ以外は、さほど苦労しなくても食べられる食材ですし。
どんな食材も「美味しく調理する」ことがこの作品の特徴です。桐谷さんの好奇心は、我々が持つ「先入観」をあっさり覆してくれます。そうは言っても巻を重ねるごとに、読者を選ぶような食材も登場しますが!(基本的に何でも受け入れる筆者ですが、猿とリスの回はちょっと無理でした)
ただハマってしまうと次は何を食べるのだろうと気になって仕方のない作品です。一巻を見てイケそうなら、既刊15巻を読破してみてください!(現在もまだ漫画アクションにて連載中です)