大阪の街にも外国人観光客が戻ってきました。
コロナでインバウンドが激減する以前、観光客が電車内でkindle読書をしているのを何度も目撃しました。記憶にある限りすべて白人。高野山行きの電車内なので、ある程度インテリゲンチャな方だったのかもしれませんが、横目で見ながら「あーkindleってモノクロなんだ」と思った記憶があります。
当時は名称など知りもしなかったのですが、チラ見した電子書籍はどれもリフロー型でした。まぁ電子書籍ってのはそもそもリフロー型メインで出発してるんで当然と言えば当然なのですが。
何が言いたいかと申しますと、固定レイアウトで雑誌のように自由なデザインの書籍を作りたいんだけど、それって現実的なの?ってことです。
モノクロのkindleでは画像化したテキストは綺麗に表示されません。それ以前にkindleやスマホアプリ版で雑誌を読むことは現実的なのか疑問です。
実際に雑誌はキンドルで発売されています。当然どれも固定レイアウトです。商品には「この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません」という注意書きがされています。
要するに売ってるAmazon側も雑誌はkindleではなくタブレットのアプリ版で見ろと推奨しているのです。
ではそもそもタブレットはそこまで普及しているのか?少し検索した結果、以下のようなデータを発見しました。
まずは全般的な世帯普及率。単身世帯は25.4%、二人以上世帯は44.8%。単身世帯ではおおよそ4世帯に1世帯、二人以上世帯では5世帯に2世帯以上がタブレット型端末を保有していることになる。
http://www.garbagenews.net/archives/2157611.html
まぁそこそこ普及してるっぽい印象でしょうか?よく考えたら我が家も寝室と風呂と持ち運び用に3台のiPadがあります。
これまでMamegohan Digital Publishingで出版した電子書籍は、iPad推奨で作ってきましたが、スマホでも見られるよう、テキストは最低限のサイズを保ってきました。雑誌形式になると一々拡大表示しない限り、スマホでの閲覧は厳しいことになりますが、タブレットが想像以上に普及しているのであれば、チャレンジするのもアリかもしれません。
また電子書籍の雑誌にはいくつかのメリットがあります。これについては次回説明しましょう。