Kindle製作日記

パンフレットの電子書籍化での注意点

先月とある学習塾の夏期講習用のパンフレット(正確にはリーフレット)の電子書籍化を依頼された。

元々、印刷しているリーフレット(A4三つ折り)を依頼されたのが、同じ物を電子でも欲しいと言われたのだ。イメージして欲しいのだが、A4サイズの用紙を三つ折りしたものは、縦長のレイアウトになる。実寸だと1ページあたり約21センチ×10センチだ。

このサイズをモニターで見られるようにすると、①長辺を合わせた場合左右に空白が出来て文字が小さくなり、②短辺を合わせるとスクロールが必至となる。見る側のことを考えると、当たり前だが電子書籍のフォーマットに合わせて、再デザインが必要になってくる。

①長辺を合わせると余白が目立ち文字も小さい。
②左右のサイズをモニターに合わせると、文字は大きめになるが、下にスクロールする必要がある。


もちろん印刷物と同じ要素とはいえ、追加で電子化を依頼されれば、再レイアウト費用を含めてそれなりの追加料金は頂戴するのだが、そのままで良いから「オマケ」として電子化してくれと頼まれた。

「それスマホでもタブレットでも見づらいですよ?」と忠告はしたのだが、とにかくタダでやってくれと言われて、まぁクライアントの要望なので、そのままの形で固定レイアウトにして納品した。

案の定「見づらくて保護者からクレームが多い、電子書籍は意味はない」と言われた。タダでやったのにカネを返せと言わんばかりの言いぐさで、だから言うたやろ?と反論したら二度と頼まないと返された。

学生時代からの付き合いなので、格安で請け負ってやったのに、何を言ってるのかと真面目にあきれかえってしまった。むしろ「友だち価格」なんてことを毎回言い出すヤツなので、二度と頼まないという捨て台詞は渡りに船とも言えた(笑)

A4やB5などの定形サイズであれば、そのまま電子書籍にしても、特に問題はない。しかしリーフレットなど変形させたものは、定形サイズに再レイアウトしなければ、読み手にとって非常に不親切なものになる。

それは結果的に「情報を伝える」という目的から逸脱するので、多少の追加料金が必要になったとしても、再レイアウトをオススメする。

余談だが二度と発注しないと言い放ったくせに、二学期募集のポスターを依頼されたので、先ほど丁重にお断りした(笑)





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