今回ご紹介するのは「17歳のキミへ。」吉良いと著です。
高校生の少年、飛鳥 未来(あすか みらい)の前に現れる謎の少女。彼女は未来に手紙を渡し続ける。その手紙の内容は少し変わっていて…。
星新一のショートショートというよりは、川端康成の掌の小説を読んでいるような、良質の掌編物語です。短すぎず、長すぎず、この物語をこのサイズに落とし込んだ作者の力量に驚嘆する、珠玉の名作だといえます。
こんな短編なのに読後は色々と考えさせられ、そして涙する、読者の魂を揺さぶる作品だと言えます。
0円マンガな上に時間を取らせません。ただ価格や時間以上の何かを、読後得ることは約束できます。ネタバレ回避をするとこれ以上何も書けませんが、読んで損はしない名作です!