最近風俗店の看板に、AI生成した女の子を使っている店を見かけます。いや風俗店を物色している訳ではなく、たまたま目につくだけなんですけど!!
AIで作った画像って、どうして一発で生成画像だ!って分かるんでしょうか?
実際細部を見ると結構おかしな場所があったりして、人が描いていないのは分かるものですが、そういう凝視をせずとも、AI生成したものというのは、一目瞭然なのが不思議です。

一目瞭然なのに、何が決め手になるのかが、分からない謎。どこがAI生成だと決めつける根拠になるのか分からないのに、見た瞬間そうだと分かる理由。
ここを理解して、解決する方法を模索すれば、人間が撮ったような人物像を生成できるような気がします。
ヒントとしては、まずはおそらく構図の単調さ、生成元となるLoRAが画一的だという二つが、見た瞬間AI生成だと分かる要因だと思えます。
LoRA(Low-Rank Adaptation)とは、AIモデルに新しい特徴やスタイルを追加するための軽量で効率的なファインチューニング手法です。
ファインチューニングとは、すでに学習済みのAIに対して「少量の追加学習を行い、目的に合うよう微調整する作業」のことです。たとえば、「犬の写真をたくさん学習したAI」に「特定の犬種だけをもっと詳しく覚えさせる」といったイメージで、これによってゼロから作るよりも早く、少ないデータで目的に合った出力が可能になります。
従来、AIモデルをカスタマイズするには莫大な計算資源と時間が必要でしたが、LoRAを使えばモデル全体を再学習することなく、一部のパラメータだけを調整することで、高品質なチューニングが可能になります。
とくに画像生成AI(Stable Diffusionなど)との相性が良く、たとえば「自分だけのキャラクター」「企業ロゴにマッチした作風」などを再現する際に活用されています。https://cg-kenkyujo.com/lora-ai/
要するに、生成用のプリセットです。モデルとLoRAを組み合わせ、プロンプトで指示することで、AIは画像を作り出すのですが、生成の根源であるモデルとLoRAが汎用的というか没個性なのが、同じ画像に見える原因の一つでしょう。

これを回避するには、モデルもLoRAも自前で揃えるか、プロンプトを精査する必要があるのでしょう。前者はどう考えても現実的ではないので、人間味のある状況を生み出せるプロンプトをいかに発見するかが重要になってきそうです。
今さらですが、金儲けではなく、単純に趣味として、AI生成のモデルを使ったKindle本を出したいのですが、可能な限りAIっぽさを回避したものにしたいのです。
人間撮った方が遙かに早いぞ?なんて夢のないツッコミはノーセンキュープリーズ。経験上、良いポートレイトを撮るには、人間関係が最重要になってくるんですよ。でも良好な人間関係、信頼関係って一朝一夕に構築できるはずもありません。

好みの女性と出会って、信頼関係を築くのと、最適なAIプロンプトを探すのは、どちらが早いのか。コストや時間の面から考えても、後者の方が正しい選択かもしれません。



























