ChatGPTさんに電子書籍の定義を尋ねたら、以下のような回答がありました。
電子書籍(でんししょせき)とは、紙の本ではなく、デジタル形式で提供される書籍のことを指します。パソコン、タブレット、スマートフォン、電子書籍リーダーなどのデバイスで閲覧できるように保存された書籍です。
具体的には、PDFやEPUB、MOBIなどのファイル形式で提供され、インターネットを通じて購入したり、ダウンロードしたりすることができます。従来の紙の本と比べて、持ち運びが簡単で、複数の書籍を一度に保存できるなどの利点があります。
デジタルコンテンツとして、文字のサイズを変更したり、検索機能を使って特定の内容を探したりすることもできるので、紙の本とは違った便利さも提供しています。
ChatGPT
何で今さらこんなことを調べたかと言うと、電子書籍でのリーフレットの制作依頼をいただいたのですが、条件としてまったく同じ物を少部数(100部)印刷してくれと言われたからです。その上でePubやmobiではなくPDFでの納品を先方は希望されました。
以前リーフレットを無理矢理電子書籍にした時の不具合について書いたのですが、あの時は印刷データを完成させた後で、電子化を(無料サービスとして)発注されたのが原因でした。そのまんま電子化したのでモニターで見た時に表示がおかしかった訳です。今回のように最初から両方での表示を想定しているのなら、特に問題はありません。
しかもPDF納品なので、Illustratorでのデザインが多少のレイアウト変更でそのまま両方に使える利点があります。
今回、なぜわざわざ電子書籍の定義を確認したかというと、PDFという点が引っかかったからです。
果たしてPDFファイルは電子書籍なのか。PDFで作ったファイルをスマホやタブレットで開いても、「スワイプでめくる」という書籍らしい動作が出来ません。めくれないのであれば、それは電子「書籍」とは違うのではないか?そう思ったのです。
しかしChatGPTさんの見解は、真っ先にPDFを挙げています。Mamegohan Digital Publishingでも過去にBOOTHでPDFの写真集を販売しています。なので今さら疑問に思うのはおかしな話なのですが、それでもちょっと引っかかったのです。BOOTHで販売した写真集は、プラットフォームの制約があったので割り切ったのですが、作る時の意識の面では、決して「書籍」ではなかったからです。
まぁクライアントの意見は絶対ですし、A4三つ折りのリーフレットなので印刷面は6ページしかありません。その数なら「めくる」ことに拘る必用もないでしょう。
今回は印刷物に倣って、スマホでも一画面で見られるデザインにしました。融通が利くのは印刷物なので、まずスマホ用のデータから作って、印刷データに落とし込む方法です。印刷用は当然ですがフォントはアウトライン化しましたが、PDFではコピーできるようにしたので、電話やサイトへのリンクもタップに対応しました。また印刷用はCMYK、PDFはRGBカラーですので、二つを並べた時に違和感ないように調整しました。
リーフレット程度の情報量であれば、普通にサイトでも対応できるような気もしますが、HTMLとCSSでは制御できない細やかなデザインを希望する場合は、電話やメール、サイトへのリンクが可能な電子書籍のメリットもあるように感じました。
めくるという動作があってもなくても電子書籍というカテゴリーになるようなので、今後はPDFでの納品も提案していこうと思います。