Amazonさんのバナー広告が廃止になった影響で、アフィリエイトどころか電子書籍の販売数が1/30になってしまった衝撃の事件は、今年の初めにお伝えしました。販売数が激減しました!
あれから約10ヶ月、色々とあがいてはみたのですが、どれも無駄なあがきだったようで、状況は改善されません。前月比1/30になった月よりは多少持ち直してはいるのですが、あくまで「多少」でしかないのです。
目に見える原因はAmazonさんのバナー広告廃止で間違いないとは思うのですが、そこから巻き返しが一切できない状況を考えると、原因はそれだけではないように思います。
Mamegohan Digital Publishingでは、売るための本作りは行っていません。メンバーが「出したい」本を、制約なく好き勝手に出版するというスタンスです。それが売れなくなったってことは、認めたくないのですが、我々の出す電子書籍というか、我々そのものが「オワコン」化しているのではないか?ということです。
求められなくなった本が、売れる訳はございません。残念!
オワコンとまではいかなくても、マンネリ化で飽きられた可能性は十分にあります。メインコンテンツである「OSAKA candid」シリーズも、同じような写真ばかりで作者も惰性を感じているのですから、読者はもっと敏感に同じ思いをしていることでしょう。
我々の出す電子書籍は、個人が趣味で出版するレベルで考えると、1/30になった時でも、相当売れている部類には入ると思います。ただKindleの主流であるコミックでも、グラビアでもない写真集では、かなりニッチな存在であるのは確かです。ニッチな上にマンネリ。そりゃ販売数も落ちるわって感じです。
バズりたいって訳ではないのですが、一生懸命作った本なので、一人でも多くの方に手にしていただきたいという想いはあります。そこそこで良いので売れたいです。もう「電子書籍でギリ食って行く」なんて言ってる場合ではなく、毎日一冊でも売れたら万々歳!って状況なのです。
しかし販売数アップを目的として、安易にAIを使ったりグラビアもどきの写真集を出したくはないという矜持はあります。好きな物を作って発表し続けるためには、その環境を維持するために、売れる物も作らないとダメなのでしょうね。
データは昨日の売り上げです。「OSAKA candid 21」を発売二日目ですが、7冊しか売れていません。初日と合算でも20冊です(実際には別の本が4冊売れているので、OSAKA candid 21の販売数は二日で16冊です)「OSAKA candid」も5作目くらいまでは、発売初日で50冊くらい売れて、二日目か三日目をピークに、徐々に落ちていく感じでした。これだけ見ても、落ち込みは一目瞭然です。良いねやレビューもほぼないのが、何より現状を語っていますね。
好きな本を作るために、何かしら売れそうなものを作る時期に入ったのかもしれません(そもそも一冊売れても35円しか入らない価格設定がおかしい。ウケを狙って煩悩価格とかしなけりゃ良かったw)