kindle本の動作チェック、誤字脱字や落丁乱丁の確認のために使っていたAmazonのFire7が急に動かなくなった。特に落胆もせず、一世代前モデルなので寿命なのだろうと諦めた。ショックが少なかったのは、ファイルのチェック以外にほとんど使用することはなく、ごく希に寝転がってKindleの漫画を読むのに使っていたくらいのタブレットだったからだ。
しかし、この「寝転がって漫画を読む」という用途では、日常使いしているiPad miniやiPhoneと比較して、Fire7は圧倒的に使い勝手が良かった。とにかく軽いのだ。重さ的にはFire7とiPad mimiでは10g程度しか変わらない。誤差の範疇だろう。しかし片手で持てるサイズは実際の重量以上に軽く感じられ、怠惰な読書をするという点では、アドバンテージが高かった。
カラーのKindle本を作る以上、Amazon製のタブレットは確認上不可欠だ。しかし無職故に激安とはいえ、ほいほいと買い換えることはできない。そんな窮状をTwitterで呟いたら、先ほどFire8が届いた。誰か奇特な方が送ってくれたら嬉しいなと、ほしい物リストにブチ込んでいたのだけど、リストに入れた翌日にまさかのお恵みをいただけたのだ。
もう感謝、圧倒的感謝という言葉しか浮かばない。とにもかくにも、ありがとうございました。
で、さっそくFire8をセットアップし、完成したばかりの依頼された写真集の動作チェックに使ってみた。
まずFire7と8の違いだが、単純に8は一回り大きい。片手で持ち寝転んで読書というスタイルには、少し持て余す印象だ。Fire7の画面のアスペクト比は約「16:9.3」、8は「16:10」なので、8の見た印象はiPad miniに近い。ここではブラウジングや動画視聴などは比較せず、単にKindleアプリについてのみ見ていくが、アプリの起動やページ目繰り速度などは、8が少し早くストレスは感じない。ただこれは最新式と旧式の差のような気がする。
Amazon製品でのKindleチェックという使用目的に関しては、何も問題はないようだ。ただ画面が大きくなったことで見やすさは増している筈なのだが、本体が大きくなったことで、取り回しに若干の難が生まれたことは否めない。
Kindle本を読むデバイスだと考えた時は、屋外やベッドで読書をしたい方には、8よりも7の方をオススメしたい。寝転がるなんて横着な態度は取らないよ!という方は、8の方が良いのではないだろうか?完全に個人の好みになってくるが、画面の大きさ、本体の小ささ、どちらを優先するかで選択は変わってくるだろう。
まぁ両方買ってもiPad miniより遙かにお安いので、画像編集などせず、読書と動画視聴くらいならば、持ち運びように7、腰を落ち着けての使用は8と、二台持ちもアリといえばアリだろう。
そしてなぜか壊れたと思った7が起動して、普通に使えるようになった。8はKindleファイル確認専用機、7は寝転がり読書マシンとして、今後も活用していきたい。