MahitoX俳句集第二弾「死にたいね君が呟く冬布団」が発売になりました。
写真とモザイク入りのテキスト、ド素人の俳人ならぬ廃人が、調子に乗って十七文字に込めた加齢臭溢れるパッションをお届け!貧乏と孤独と煩悩と。カネがないから俳句詠むしかないんや!カネないから妄想するしかないんや!その結果がコレ。どうかご査収ください。
今回は前作と比較すると、いくつか違う点があります。まず春夏秋冬で分類されていた句が、貧乏・孤独・恋・煩悩・病・日常のカテゴリで分けられています。また前作では俳句との関連性が希薄だった印象の写真が、多少はイメージ的に近いものになっているようです。最大の特徴であった文字へのモザイク処理(笑)も、かなり少な目になっています。
モザイクが少なくなった理由として「伏字にする単語を使用した場合、喜怒哀楽の哀と楽しか表現できにくくなる上に、結局モザイクした単語の力にすべてが引っ張られるから」とのことでした。さらに今回の試みとして「今感じたこと」を詠むだけではなく、過去の感情も句にしているようです。
まだまだ俳句としても廃句としても発展途上の作品集ですが、無意味に無駄に高いパッションはさらにヒートアップしている本作。底辺男性の心の叫び、ぜひご覧ください。閉塞感溢れる現代日本ですが、こいつよりはマシだと思わせてくれる、ある意味心の逆オアシスです。
死にたいね君が呟く冬布団 廃句 (Mamegohan Digital Publishing) Kindle版
まだ一作目「ドブ臭い血を吐くあとにソーダ水」をご覧でない方は、ぜひ合わせてお楽しみください!!
ドブ臭い血を吐くあとにソーダ水 廃句 (Mamegohan Digital Publishing) Kindle版