電子書籍でギリ食っていく

むりくり需要を生み出すには?

電子書籍を売ってはいますが、作り手としては実は紙の本が好きです。本に限らず、ポスターやフライヤーなど、スマホやタブレットなしで見られる「印刷物」の方が、作っていて楽しいのです。

電子書籍も印刷物もPhotoshopやIllustratorといった同じソフトを使って作るのですが、電子書籍はRGB、印刷物はCMYKというカラーモードになります。このカラーモードによって同じソフトでも使える機能が変わってきます。そういう作業という点はもちろん、完成品を手にした時の充実感も、印刷物の方が高いのです(あくまで個人の感想です)

基本的な作業はどちらもDTPデザインと同じ手法を用いるのですが、電子書籍に関してはグラフィックデザインとWEBデザインに近いものになります。ファイルもhtmlで書き出されます。



そんな印刷物の方が好きなMamegohan Digital Publishingですが、電子書籍を売ったり作らせていただくためには、電子書籍のメリットを啓蒙していかなきゃダメなんですよ。

電子書籍のメリットはこのサイトでもたくさん書いてきました。むしろデメリットを探す方が難しいくらいです。電子書籍のデメリットは、端末がないと見られないこと。電池が切れたら見られないこと。この二点ではないでしょうか?

二点しかないんですけど、どっちも致命的な欠陥です(笑)

でも致命的とはいえ、端末さえ持っていればさほど重要でもないデメリットでもあるんですよね。

電子書籍を作ってみたい、自分の写真や絵を本にしてみたいと思っている方は、おそらく端末は所持している筈なので、このマイナス面に関しては、とくに説明する必要もない気がします。

それを踏まえた上で、今までのような営業ではなく、少し違う角度から需要をむりくり生み出す必要を感じています。

画集であったり、コスプレであったり、既にBOOTHなどでPDFやJPEG販売している層に「書籍」であり「Amazon」でも売れる点をアピールするのが良いのではと感じています。Amazonのネームバリューは素晴らしいです。でも実は売り上げ数では圧倒的にBOOTHの方が上なんですよね(経験則です)

この矛盾をいかに解決し、電子書籍が素晴らしいと思わせるか。需要は作り出せるって言ったのは、にじさんじの月ノ美兎さんだったでしょうか?無理矢理でも需要を作る手練手管を、少し考えてみたいです。





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