おかげさまでMamegohan Digital Publishingは5年目を迎えました。初の電子書籍「OSAKA candid My average day」を出版した日からも、まもなく5年になります。出版数も50冊を越え、制作依頼をいただいた書籍も40冊を突破しました。
個人があくまで趣味で始めたサイトですが、ここ数年Kindleでは毎月ほどほどの売り上げも出ています。本当に読者の皆様には感謝しております。
しかし、先に書いたように電子書籍の制作依頼はいただくのですが、紙の印刷物については、残念ながら一件のご注文もいただけてません。5年間でゼロです。このサイトにお越しいただいた皆様は、恐らく電子書籍に関するキーワード検索で発見された方ばかりだと思うので、仕方ないといえば仕方ないのですが、印刷好きとしては少し悲しい現実です。
電子書籍に比べて紙の印刷物は、安くなってきたとはいえ、制作費がかかる上に保存場所も取りますから、趣味の範疇であれば電子に軍配が上がるのも致し方ないのでしょう。それでも紙には電子にはないメリットが多いのも事実です。「手にとってもらえる」というのは、今でも相当なアドバンテージな筈です。
たとえばギャラリーに行けば、個展案内のポストカードが山ほど置かれています。これって実物、紙の印刷物じゃないとムリですよね?電子案内のQRコードを置いたとしても、わざわざ見てくれる人なんてほぼいませんもの。
電子には様々なメリットがあるのは事実です。手軽だとか安価だとか。でも最大の難点はデジタル機器がなければ、見られないという点です。これに対して実際に印刷したものはその場で見られます。ガジェットがなくても、電気がなくても、確実に目にすることができるのです。
まだまだ紙の印刷にだって、電子に負けない利点はあるのです!
そういう訳でMamegohan Digital Publishingは5年目に入った今年、紙の可能性を信じて電子ではない印刷にも力を入れて行こうと宣言します。カネがかかる、場所を取る、そんな実物印刷をアグレッシブに展開してこうと思うのですよ!
具体的にはまず小さなところから!って感じで、色んな作家さんの個展用DMを手がけたいと考えてます。最初はいつも通り押し売りなんですけど、知人数人の個展DMを作らせてもらいことになりました。もし何か印刷物を作りたいと思われている方、遠慮なくご相談ください!楽しい印刷物を一緒に作りましょう!