まさかの成人向けコンテンツ指定
先日発売した、All things must pss.3が、Amazonさんから成人向け指定を受けてしまいました。
Kindle ダイレクト・パブリッシングをご利用いただき、ありがとうございます。
当社での審査において、お客様のタイトルには成人向けのコンテンツが含まれていることが判明しました。このため、このタイトルは通常の商品検索の結果には表示されません。
All things must pass.3 (ID:31022511): http://www.amazon.co.jp/dp/B07J2Q7BSY
お客様の本は出版可能なことが確認できましたので、本の詳細は上記のリンクにてご確認いただけます。
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
イタニシくんの作品ではなく、僕の写真集が、まさかの成人向けコンテンツ指定(笑)
Mamegohan Digital Publishing初のアダルト出版だ!と思ったのですが、よく調べたら、成人向けファイルであっても、カテゴリーはアダルトじゃないんですよね。Amazonaさんお得意のダブルスタンダード?
何がエロでナニがえろでないのか?
しかし今回の件で、おっぱいとかヘアが写ってる写真集が一般書で販売されているシステムが、なんとなく分かった気がします。
まずこれまで、再三出版しようとして拒否されたアダルト向け写真集ですが、イタニシくんが撮った写真は、性行為を写したものではありませんが、ヌード写真集でした。結果、お伝えした通り、著作権を所持している証拠の文書を出せと言われ、書類を出しても不備だと言われ続けて、出版はできませんでした。
今回成人向けコンテンツに指定されたファイルは、乳首どころか、おっぱいすらほぼ写ってはいない写真ばかりで構成されています。確かに扇情的な写真が多いのは事実ですし、パンツは見えてます。しかしエロさで言えば、イタニシくんの「撮影データを確認して気づいたのだが、俺は女子高生の太ももが大好きなのかもしれない。」シリーズの方が、圧倒的に下世話で、よっぽど成人向きな内容です。
出版を拒否されたアダルト写真集、エロいのにアダルト指定されないイタニシくんの写真集、エロを意識したわけではないのに、成人向け指定をされた僕の写真集。この三つは、何が違うのでしょうか?
まずアダルト写真集は、最初からアダルト枠での出版を希望しました。ここが違います。アダルト写真集の審査については、これまで何度も書いてきたので割愛しますが、問題は一般書籍として登録した写真集が、なぜ片方だけ成人向け指定されたのかということです。両者を比較してみると、
撮影データを確認して気づいたのだが、俺は女子高生の太ももが大好きなのかもしれない。
●着エロであり、それを売りにした写真集である。
●エロ系コスプレで、いわゆるオカズ写真集である。
●パンチラ写真はない。
●おっぱいもブラをつけたものしか写っていない。
All things must pass.
●叙情的な物語を意識した写真集で、エロを売りにはしていない。
●画像はラフモノクローム風の荒い写真で構成。
●パンツは見えてるし、脱いでる写真もある。
●乳首は見えてないけど、おっぱい写真はブラなしもある。
違いといえば、この程度でしょう。
鍵を握るのはパンツなのか?
ではナニが決定打になったのか。もしかしたら「パンツ」なのかもしれません。え、そんなもんで成人指定!?と驚きますが、パンツくらいしか差がないのですよ。パンツのありなしが、成人向けか否かを決めるガイドラインの可能性は、否定できません。
Kindleのアダルト写真集というのは、単なるヌードというよりも、AVのキャプチャをそのまま静止画にしたような、ハメ撮り的な写真集が圧倒的です。
これに対して、一般書扱いのヌードは、毛が見えようが乳首が見えようが、あくまでヌードポートレイトです。性交を連想させるカットはあっても、性交そのものの写真はありません。セックスそのものか否か、これがまず、アダルトと一般の棲み分けなのでしょう。
アメリカのエロを理解する
All things must pass.で成人向け指定をされたのは3です。しかし一般書で出せた2の方が、遙かにアウトな写真が含まれているのです。性交の最中に撮った写真が何枚か入っています。ハダカは写っていませんが、表情見たら丸わかりです。なのにスルーされた。これはなぜなのか?
そしてイタニシくんの写真集も僕の写真集も、最初に拒否されたアダルト写真集と同じように、素人の女の子がモデルなのに、肖像権についての確認が一切ないのはなぜなのか?
思うに、Amazonさんのアダルト/成人指定の概念は、我々日本人がイメージする概念とは違うのではないかと推察できるのです。
ご存じの通り、Amazonさんはアメリカの企業です。いかにco.jpのドメインを持つ日本のAmazonさんとはいえ、基本的な考えはアメリカさんと同じなのではないでしょうか?
つまり我々の考えるエロと、Amazonさんの考えるエロは、次元が異なると思えば、ダブルスタンダードにも思えるこの審査も、納得できる気がするのです。
審査の基準は非公開、ブラックボックスです。しかしトライ&エラーを繰り返すことで、何かが見えてきそうなのも事実でしょう。
成人向け指定を受けたのは3です!
こっちの方が一般書です。
納得できないんですけどねぇ(笑)